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Office: mac 2011

  • Wordでテーマのフォントをカスタマイズする方法

 

     

君の人生の主役は
君自身なんだ



脚本家はぼくさ

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私は個人的にはMS Officeは使わずに済ませたいと考えているのだが、大学関係や研究資金申請時の書類フォーマットが.docや.xlsといった形式で配布されている(しかも微妙な線のズレ等をチェックされる)以上、何とかして使い勝手を良くするしかない。

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.     , -――  メ/_´⌒ヽ
   /   / ̄  ´ヽ ヽ
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  l  / /(((リ从  リノ)) '
  |  i  l   . ヽノ .V l
  l ,=!  l  ///    ///l l   ねんがんのOffice:mac 2011をてにいれたぞ!
  l ヾ! ', l    ヽ_フ   l l
  |  ヽヽヽ        //
  l    ヾ≧ , __ , イ〃
  li   (´`)l {ニ0ニ}、 |_"____
  li   /l, l└ タl」/l´        `l
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Office: mac 2011

Wordでテーマのフォントをカスタマイズする方法

さて、購入直後の状態でOffice:mac 2011のWordを起動して文書を新規作成すると、フォントの設定は以下のようになっている。

  • Arial   (見出し)
  • Century  (テーマの本文)
  • MS ゴシック(見出し)
  • MS 明朝  (テーマの本文)

なんでやねん!なんでこんな芋くさいフォントの使用を強制されなあかんねん!と憤ったことは言うまでもない。しょうがないからメニューの「書式」→「スタイル...」でスタイルのフォント設定を変えようとしても、御丁寧に全ての項目の初期値に、このテーマのフォントが設定されている。しかも使用中にふとした弾みで、せっかく変えたはずのフォントがリセットされてしまう(これは、「書式」→「スタイル」→「スタイルの変更」で、「基準にするスタイル」を(スタイルなし)とすることで曲がりなりにも防止できる: Fig. 1参照)。

Style configulation window

Fig. 1 | Office: mac 2011の「スタイルの変更」ウィンドウ。図中「基準にするスタイル」を「(スタイルなし)」にする。

実はMac版のOfficeでは、テーマのフォントをカスタマイズする項目メニューが塞がれているのである(Fig. 2)。私がその事に気づいたのは、以下の情報源による。PowerPointでデフォルトフォント - Macintosh - 教えて!goo

Font configulation window

Fig. 2 | Office: mac 2011の「フォント」。Windows版のOfficeでは下側(明るい部分)に「新しいテーマのフォントパターンの作成」というメニューがあるが、Macでは削除されている。

ただし、これはあくまでUI上で省かれているのであり、フォントパターンを反映する機能自体は実装されている。というわけで、定義ファイルの設置場所を特定し、そこに手製の定義ファイルを置いてしまおう。パスは以下のとおり。

  • (ユーザー名)/ライブラリ/Application Support/Microsoft/Office/ユーザー テンプレート/個人用テーマ/Theme Fonts/
  • なお最近のMacOS Xでは、ユーザーのライブラリがGUI上に表示されない。その場合はFinderの「移動」「フォルダへ移動」で、/Users/"ユーザー名"と打ち込めば移動できる。さらにFinderの「ファイル」「サイドバーに追加」とすることで、次回からは簡単に表示させられる。

このフォルダ、初期状態では空になっているはずだ。ここに(任意のファイル名).xml という名前の、以下に示す内容のXMLファイルを格納する。

テーマフォント定義ファイルの構造(例はここから右クリックして保存

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<a:fontScheme xmlns:a="http://schemas.openxmlformats.org/drawingml/2006/main" name="ユーザー定義 2"><a:majorFont><a:latin typeface="Arial"/><a:ea typeface="小塚ゴシック Pr6N M"/><a:cs typeface=""/></a:majorFont><a:minorFont><a:latin typeface="Times New Roman"/><a:ea typeface="小塚明朝L"/><a:cs typeface=""/></a:minorFont></a:fontScheme>

改行を含まないコードなので見にくいが、重要な部分を掻い摘むと

  • name=""  この""内はOfficeのメニュー画面上でテーマの名前として表示される名称。XMLファイル自体の名称と一致しなくても良い。
  • a:majorFontは、スタイルの「見出し」部分に使われるフォントを定義する。a:minorFontは、スタイルの「本文」部分に使われるフォントを定義する。
  • a:latin typeface=""は、半角文字に使われるフォントを定義する。
  • a:ea typeface=""は、全角文字に使われるフォントを定義する。

上のテーマ例だと「見出し=小塚ゴシックPro6N M+Arial」、「本文=小塚明朝L+Times New Roman」となる。これを自分の使いたいフォントの名前に適宜書き換えてやれば良い。なおここで言う「フォントの名前」はフォントファイル自体の名前ではなく、WordやPowerPointのメニューに表示されている名前のことだ。